KEEN、Centric PLMでレポート作成時間を50%短縮

アウトドア・ライフスタイルブランドのKEENがCentric PLMで業務を刷新。サプライチェーンを合理化し、効率性を向上

アメリカ
北米
アウトドア
Centricに入っていない情報は無効!

Aaron Hellickson氏, KEEN 製品開発テクノロジーマネージャー

課題

  • 市場投入スピードが遅い

  • レポート作成プロセスに時間がかかる

  • 事務作業に時間を奪われる

  • 可視性、正確性、バージョン管理に関する課題

  • サンプルの追跡、レビューに時間がかかる

成果

  • 計画とリアルタイムの実績の可視性向上

  • データ精度が向上し、バージョン管理課題の解消

  • レポート作成時間を50%短縮

  • コラボレーションを円滑化

  • サンプル追跡のスピードと効率性を向上

刺激的な刷新

「当社の製品開発プロセスは、Excelやメールへの依存度が高く、どの文書のどのバージョンをいつ送ったのか分からずに多くの混乱が生じていました。また、『信頼できる情報源』が複数存在していて、業務スピードを阻害していました。現在の成長に追随し、将来の成長に対応できる基盤を築くためのソリューションが必要でした。」

KEENの製品開発テクノロジーマネージャーであるAaron Hellickson氏は、同社の製品開発管理手法では、市場投入期間の短縮、製品ポートフォリオのグローバル化、利益率の圧迫といった課題に対応できなかったと振り返ります。

現在、KEENはCentric PLM™の導入からわずか1シーズンで、目覚ましい成果を上げています。同社は複雑なグローバルサプライチェーンを合理化し、効率を飛躍的に向上させました。その結果、あるチームではレポート作成時間を50%短縮することに成功しました。また、製品開発の早い段階で問題を特定し、解決できるようになっています。

「PLM導入により、製品開発現場で何が起きているかを、社内の他部門も把握できるようになりました。」とHellickson氏は語ります。「これにより、組織全体のさまざまなステークホルダー間でコミュニケーションが活性化しました。」KEENはCentric PLMを活用して、どのように業務を刷新したのでしょうか。

冒険の始まり

オレゴン州ポートランドを拠点とするアウトドア・ライフスタイルブランドKEENは、頑丈なハイブリッドサンダル「Newport」を主力商品として2003年に設立されました。現在は、商品ラインナップをキッズ向け商品、ブーツ、バッグ、ワークギア、アパレルへと拡大しています。

KEENは、品質、誠実さ、健康、思いやり、開拓者精神を掲げる、価値を重視する企業です。現在は米国、カナダ、欧州、アジア、およびオンラインで製品を販売しています。

フットウェアとアパレル業界向けシステム

企業の成長に伴う複雑化や市場からの圧力の高まりに直面し、KEENは業務を合理化し、競合他社に遅れを取らないために何らかの対策を講じる必要があると認識していました。

Excelやメールでの業務管理は、限界を迎えていました。

「市場投入スピードは、当時直面していた最大の課題の一つでした。全社が一丸となって取り組めるような、イノベーションと将来を見据えた計画を推進できるソリューションが必要だったのです。」とHellickson氏は説明します。

「多種多様なレポートを、Excelスプレッドシートから手作業で大量に作成していました。転記ミスで正確性に欠ける可能性もあり、すべてのデータをまとめるだけで数日かかっていました。」KEENは時間をかけてさまざまな選択肢を検討し、複数のベンダーを何度も評価しました。

「数年前にも検討し、その後も改めて検討しました。最終的にCentric PLMを選んだのは、このシステムがフットウェアとアパレル業界向けにゼロから構築されていたからです。当社の業界に合わせて設計されており、現場の言葉が通じるソリューションでした。他のベンダーには、『モデル』『カラーウェイ』『サイズ展開』といった概念から説明する必要がありました。」と彼は続けます。「すると、各社は妥協案を示すか、求める要件を満たすにはカスタマイズが必要だと言ってきました。一方、Centricは標準機能で設定できるため、はるかに迅速に作業を開始し、短期間で本稼働できると感じました。」

Hellickson氏はこう説明します。「Centricは私たちの要望を真摯に受け止め、何よりも過去の導入で培ったベストプラクティスを活かしてくれました。豊富な経験をもとに導入スケジュールを前倒しし、落とし穴を回避する手助けをしてくれました。何か問題が起きたときや、私たちが必要とした時には、しっかり時間を割いて対応してくれました。」

さらにこう続けます。「導入を通じて、社内のさまざまな部署から多くの人が一つにまとまりました。それ自体が大きな成果でした」

Centricが業務の中核に

Centric PLMは短期間のうちにKEENの社内業務全般に欠かせない存在となりました。複数地域の多数のユーザーがすばやく運用を開始できるようになり、これまで見えなかった製品開発プロセスを可視化しました。

「PLMで、デザインと開発、ライン管理、素材、カラー、原価計算、マーチャンダイジング、各地域のチームを管理しています。これにより、当社の計画策定プロセスが円滑になりました。計画を策定し、各チームに状況をより明確に把握してもらうことで、着実に計画を実行できるようになったのです。」とHellickson氏は述べています。

「これは目標や目的を定めた生きた計画です。関係者は誰でも計画に情報を加えることができるため、各段階で計画を練り直す必要がなく、時間の経過とともに柔軟に調整しなかが進めることができます。これにより、勢いを維持しながら、各チームが他のチームの足を引っ張ることなく、それぞれの役割を果たすことができます。」

KEENにとって、信頼できる唯一の情報源は極めて重要です。これにより、世界中のチームがアクセスする製品情報を、常に最新かつ信頼できる状態に保ちます。その結果、複数の国での事業運営に伴う複雑さが軽減されました。

Hellickson氏はこう語ります。「今では社内に、『Centricに載っていない情報は無効』というルールがあります。」

より迅速な業務の実現へ

Centric PLMの導入により、KEENはレポート作成時間を大幅に短縮し、高コストなミスをなくすとともに、製品情報の最新版を探し回る手間も削減することができました。

Hellickson氏は次のように述べています。

PLMの導入により、レポート作成のスピードと精度が向上しました。以前は、各国からのレポートをひとつずつ集めてまとめる必要がありました。

もし1つでも間違いがあれば、レポート分析よりも、その原因の特定に多くの時間を費やしていました。また、膨大な情報に対して、利用者ごとに異なるビューが必要でした。今では、間違っているかもしれない膨大な文書を送りつけるのではなく、特定のビューを選択して必要な人にのみ提供できるようになりました。

データはCentric上で直接分析できるため、大幅な時間の節約につながっています。また、KEENは、Centric PLM導入前は多大な時間を要し、可視性を欠いていたサンプルの追跡・管理業務も大幅に効率化することができました。

Hellickson氏はこう述べます。「サンプルの数量、原産地、バリエーション、予想納期について、以前よりはるかに把握しやすくなりました。以前は、こうした情報を正確に把握するのが非常に困難でした。たとえば、色の名称は説明的というより空想的なものになりがちですが、今では、どの見本が注文されたかを、画像とともに追跡できるようになりました。」

次のステップへ

KEENとCentricは今後も協業を続けます。KEENがPLMプロジェクトを加速させていく中で、Centricは導入の道筋を示し、継続的に支援していきます。

「今後もCentricとのパートナーシップを継続し、システムのさらなる設定 を進めるにあたって、サポートチームと継続的に連携していく予定です。」とHellicksonは述べています。

「次の導入フェーズでは、各部門やチームでモバイルアプリを活用していく予定です。すでに試験運用を開始しており、モバイル化がもたらす明確な効率化の可能性に期待が高まっています。」

最後にHellickson氏はこう締めくくります。「当社が成長に合わせて他のシステムを統合する場合、Centricは自然なハブとしての役割を果たしてくれるでしょう。このシステムには大きな期待が寄せられています。迅速なレポート作成や信頼できる唯一の情報源の価値を理解し、社内のさまざまなメンバーがより積極的に活用したいと考え始めています。Centric PLMが提供するすべての機能を本格的に活用する取り組みは、まだ始まったばかりです。」

KEEN Cut Reporting Time by 50% Thanks to Centric PLM