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デジタルトランスフォーメーション(DX)の現実

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すべてがデジタル化している現在では、日々大量のデータが生成され、消費者は企業にそのデータを活用することを求めています。実際に、消費者の93%は、自分の好みに合わせてカスタマイズされたエクスペリエンスを求めており、そのうち73%は企業はその期待に応えていないと感じています。残念ながら、現実に膨大なデータを管理し、顧客が求めるものを提供するために活用することは、とても難しいのです。

DX化の現実

デジタルデータと消費者エクスペリエンス

私たちは、機械学習や人工知能(AI)、プロジェクションマッピング、ビッグデータなど、様々なテクノロジーに囲まれた刺激的な時代を生きています。消費者の行動に関するデジタルデータとアナログの情報を合わせると、顧客が何を求め、何を購入するのかを把握できるようになります。

小売りでは、このデータを活用することで、店舗で顧客の消費者インサイトを把握することができます。顧客が何を購入して何を返品したのかだけでなく、どの商品を見てどの商品を見なかったのか?なぜその商品を買ったのか?が重要になります。今では、顧客の選んだサイズや色に合わせてカスタマイズした専用の”ワードローブ”を用意する店舗もあります。何を選び、何を選ばなかったのか、そして何を購入したのかは、タッチスクリーンで記録できます。

このデータがどう活用できるか考えてみてください。商品開発や品揃え、販売率の向上、返品率の削減など色々あります。販売率30%程度で喜んでいる場合ではありません。70%、75%、80%を目指すべきなのです。データを集めてうまく活用すれば、自信をもって顧客の求める商品を提供し、売り切ることができます。

そして顧客は、自分の好みに合わせてカスタマイズされた、シームレスなエクスペリエンスを経験できます。「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と紹介しなくても、本当に求めているものを提供すれば、購入してもらえるのです。

Tatiana nino

社内もDX化

DX化するのは、社外の現場だけではありません。改善を実行に移すためには、社内もデジタル化が必要で、可動性のあるグローバルなチームを作り、連携して協業することが求められます。そのためには、適切なシステムに投資する必要があります。メールサーバーでブランドを差別化することはできないので、PLM や ERP のようなシステムが必要なのです。

残念ながら、システムを導入する間ビジネスを完全にストップすることはできません。PLM の導入に18ヶ月かけている間に、ビジネスが大きく変わってしまう可能性があります。実際2001年にiTuneがリリースされてから、音楽業界の状況は一気に激変しました。そこで、アジャイル導入手法が活用できます。これを使えば、機能などのパーツごとに分割して、プラットフォームを導入することができます。

PLM用のモバイルアプリ

近年はビジネスでも社内のコミュニケーションツールとして、MessengerやSlackなどが利用されており、それを使って仕事をしたり判断を下したりしています。PLMやEPRなどのシステムもモバイルデバイスで利用できるようにして、外出先でも情報を連携したり、判断を下したりできる環境を整える必要があります。

本当に使えるモバイルを準備するためには、デバイスだけでなく、強力なプラットフォームが必要です。そして、スマホ・タブレット・ノートパソコン・デスクトップなどデバイスの種類もたくさんあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。PLM の画面をスマホサイズに縮小することはできないので、スマホではスマホでできることだけを確認したいものです。

Centric Software は PLM で使える先進的なモバイルアプリで、業界を大きくリードしています。Capture It や Fit Review といったモバイルアプリは、PLMとリアルタイムで連携するので、作業やデータ入力の重複をなくし、クリエイティブな作業により多くの時間を使えるようになります。そして、タッチスクリーンで使えるデジタルボード Visual Innovation Platform は、ミーティングを大きく進化させてくれます。ミーティングに集まった人たちに、スマホの電源を切ってくださいとお願いする代わりに、「ミーティングのために電源を入れてください」と伝える場面を想像してみてください。

まとめ:未来の働き方

生活のすべてがモバイルになっている現在の子供たちにとっては、これはすでに当たり前のことかもしれません。そしてその子供たちは、将来的にはお客様になり、同僚にもなり得る存在です。デジタルテクノロジーは恐ろしくもありますが、愛を持ってアプローチするか、恐れながら近づいていくかはあなた次第です。私たちみんなが、デジタル時代を切り開く探検家なのです。テクノロジーの恐怖に臆することなく、勇敢に立ち向かうことができれば、日々進化を続ける人に勝利の女神は微笑むはずです。

Craig Crawford
IT Strategist at Crawford IT